バンコクに駐在している片桐さんが、今日からカオサダオに飛びに来るそうです。
片桐さんとは、以前カオデンでお会いしました。
駐在2年目にしてようやく余裕ができたので、今年からタイでも飛び始めたそうです。
何人かがすでに飛んでいて、トップラン(テイクオフに着陸する)で戻ってきている人もいます。
誰かがノリが上手にトップランしていると言っているので見てみると、蓮田さんが翼端を折ったままトップランしていました。
今日は、テイクオフでのブリーフィングの後、カオサダオXCampに参加している人も、参加していない人も全員で記念撮影をしました。
テイクオフの風は昨日と同じで、朝は強目の風が吹いています。
地元の人や多くのフライヤーは、AライザーとCライザーをそれぞれ持って立ち上げをしています。
Aライザーは上に上げる役目で、Cライザーは下に下げる役目があります。
通常はAライザーだけを持つのですが、風が強い時はAライザーだけで立ち上げると急に立ち上がってしまい、体ごと浮いたり、コントロールできなくなってしまいます。
AライザーとCライザーをそれぞれ右手と左手で持つと、風が強い時でもゆっくり立ち上げることができます。
なぜか日本ではこの方法はあまり普及していなく、日本人のフライヤーの人たちは立ち上げで苦労していました。
立ち上げの時のビデオを撮りましたので、いかに強風での立ち上げが難しいかわかると思います。
そんな中、後ろ向きで立ち上げたまま飛んで行き、空中で前を向くという凄技の人がいました。
11時過ぎに片桐さんが到着しました。
朝の6時にバンコクを出たのですが、ソンクランの帰省渋滞に巻き込まれて、普通なら2時間半で来れるところが6時間近くかかったそうです。
私は飛び出す準備をしていたので、とりあえずランディング場所だけ教えました。
雲も出てきて、高く上がれるようになってきたので、皆一斉に飛び始めます。
列に並ぶのが遅かったので、随分と後から飛ぶことになりました。
始めに飛び出した人たちは、高く上げています。
私と同じ頃に出た人たちも、すでに高く上げています。
いつもこの段階で立ち遅れています。
それでもテイクオフより1000mほど上がったので北に向けて飛びました。
今日は、どんどん高度が下がっていき、他の人たちもランディングしていました。
降りた人の近くに降りようと、降りる場所を探していたら、サーマル(上昇風)に乗って、またテイクオフより800mほどまで上がったので、先に進みました。
先に降りた人は悔しい思いをしているんじゃないかと思います。
しかし、昨日と同じく、先に進むとまたどんどん下降していきますので、仕方なくランディングしました。
しばらくすると、私と同じところにランディングしそうなパラグライダーがやってきました。
上空から手を振っているので、こちらも手を振り返しました。
すると、そのパラグライダーはサーマルに乗って、高く上がっていきました。
先に降りた人の悔しさが分かりました。
何人かが私より手前に降りたみたいなので、そちらの方に歩いて行きました。
道路沿いに2人ほどいました。
ベトナムからきた人たちで、迎えの車が来るということなのでそれに乗せてもらうことにしました。
そのうち、マレーシア人、日本人と、次々と同じ場所に集まってきました。
話を聞いていると、今日テイクオフの近くの尾根に墜落した人がいたそうです。
レスキューの人たちが毎日6人ほど待機していたので、救助して病院に連れて行ったそうです。
そういえば、私は海外旅行保険を、クレジット付帯の保険を使っているため、90日で期限が切れてしまっています。
タイで以前、木にぶつかって足の骨を折った人の手術代が200万円ほどかかったという話を聞いたばかりです。
なので、10日ほど前から、なるべく危ないことはしないようにしています。
リゾートに帰ったのが少し遅かったからか、今日は洗濯については何も言ってきませんでした。
夕食は昨日と同じお店に行きました。
何か違うものを作ってくれるかと思いきや、昨日と同じガッパオが出てきました。
明日はお店を変えた方がいいかもしれません。