チューチープの部屋には木製の窓があります。
その内側に網戸が付いています。
網戸を開けてから木製の窓を開けて、一日中空気が流れるようにしました。
ところが、網戸の閉め方が甘かったせいでしょうか、一晩中蚊に悩まされました。
チューチープは用事があるとかで、朝の4時から出かけました。
今日は連休最終日なので、パイロット二人が帰って行きました。
いつものテイクオフから5人で飛びます。
まずはドイツ人のフリッツがテイクオフ左側で上げます。
他の人たちはテイクオフ右側で上げます。
私もお寺の近くで上げたので、そのままプータブバークの山頂方向に向かいました。
誰もついてこないようなので、そのまま前山に行きました。
前山到着時は1100mほどあったので、山沿いに南下しましたが、今日は北風のようなのでちっとも上がりません。
結構奥まで行ってもダメだったので戻りました。
でも、徐々に高度が下がってきます。
600mを切ったあたりで、もうどこかに下ろしすかなくなりました。
北の端に道路があるので、そこを目指して少しでも近づけて、見た目下ろしやすそうなところに降りました。
実際降りてみると、草丈は1m50cmくらいはで、しかも棘のついた蔦があちこちにあり、歩くのが困難です。
地図で見ると、800mくらい北に向かって歩けば道路につきそうですが、そこに至る道はなさそうです。
LINEで位置を連絡してから、北に向かって歩き始めました。
道がないのと蔦でほとんど進みません。
ユイさんがLINEをみて連絡くれましたが、道路からは遠そうです。
しばらくしてからチューチープからメッセンジャーが入りました。
どうやら戻って来たようです。
道路に向かって歩いてこいとの指示ですが、ほとんど進みません。
そのうち、人手が入った少し草を刈ったようなところに出ました。
でも、そこからの道が見つかりません。
水も無くなったので、そこを動かないことにしました。
スマホと無線機で連絡していますが、スマホの電池がなくなりそうです。
チューチープがレスキューに頼んだようで、そのバイクの音が聞こえますがまだ遠そうです。
暗くなる前に、ようやく助けの人がやって来ました。
どうやら人の通れる道がここまであったようです。
いいところまで来ていたんですね。
その道を歩いていくと、オフロードのバイクが3台待っていました。
さらにそこからかなり歩くと看護師さんが待っています。
冷たい水をもらった後、両腕を抱えられるようにして歩いて道路に出ることができました。
道路には、警察の車両、救急車、ライトを積んだ車などがずらりと並んでいます。
警察に看護師さん、レスキューの人、それにお坊さんまで来ていました。
私は元気でしたが、血圧測ったり、パルスオキシメーターで酸素濃度を測ったりと色々検査されました。
そのまま病院に行くかと聞かれたので、それはお断りしました。
みんなで記念の大撮影大会が終わったら、そのまま警察署に連れて行かれました。
1時間以上かけてタイ語の報告書を作ってくれて、内容はよくわからないもののサインをしました。
チューチープもサインさせられていました。
救援費用を請求されるかと思っていましたが、そんなことはなく無罪放免でした。
チューチープの彼女のところで夕食を済ませて、早々に部屋に戻りました。
まずは網戸の隙間をチェックし、さらに蚊除けのスプレーを振りかけました。
おかげでこの日は蚊に悩まされることはありませんでした。
タイ時間の22時からワールドカップの日本戦が始まりました。
うとうとしながら見ていたら、いつの間にか同点にされ、PK戦であっさり負けてしまいました。
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